中華人民共和国建国60周年記念事業 |
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次回の京劇公演は墨田区曳舟文化センターです。
今回も初心者の方から、京劇愛好家のかたまで存分に楽しめる見どころ満載な演目を ご用意いたしました。 さらに今回は、おそらく世界初の全編日本語京劇にチャレンジ。 京劇の歴史に刻まれる、あらたな1ページ。 あなたも、その証人になってください。 いつも通り、初心者でも安心の 京劇レクチャー付き!
二将軍 ~張飛と馬超~ 「三国志演義」より
■ ダイジェスト動画■
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今回、「張皎月」は中国女性の古い習慣であった纏足(てんそく※)で女性役を演じます。こちらも、普段ではなかなか見られません。 ※纏足…幼児期より足に布を巻かせ、足が大きくならないようにする。小さいほど美しいとされた。 日本語にない漢字「凳」の意味は「腰掛け」。なぜ、このようなタイトルなのか?その意味は、ぜひ劇場で確かめてください。 |
来日・在日を問わず、多くの京劇団によって日本で上演され、京劇通の方にはおなじみの演目ですが、いつもは孫悟空を演じる『馬征宏』の強い希望により、今回上演の運びとなりました。 京劇の基本四役が勢ぞろいし、初心者にも、とても親しみやすい演目です。 義憤により、悪い大臣を斬った将軍「焦賛(しょうざん)」は流刑の身となり、流刑地までの道中で、大臣の親族に命を狙われてしまいます。「焦賛」の危機を知り、追いかけてきた将軍「任堂恵(じんどうけい)」と彼をかくまう宿屋の主人「劉利華(りゅうりか)」が、お互いを敵と勘違いして、暗闇で立ち回ります。 「暗闇でお互いが見えない」という設定による、コミカルな演技と、素早くアクロバティックな立ち回りが見どころとなります。 |
若手が演じることが多い演目ですが、今回は劇団主宰「張春祥」と、普段は孫悟空役を演じる「馬征宏」が主役でお送りいたします。 二人とも、中国の劇団時代、幼少の頃から取り組んでいる本役であり、単に立ち回りだけがクローズアップされがちなこの演目を「そうではなく、お芝居の部分が大事な演目である。演技としてもレベルの高い本物の三岔口を、日本の皆さんにお見せしたい」と息巻いております。 円熟した二人のベテランによる妙技、ご期待ください。 |