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新潮劇院 新春京劇祭 |
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新潮劇院が2013年の新春を祝って、
2日間に渡る京劇公演を開催いたします。
2日それぞれ違う演目で、
厳選した珠玉の戯曲を全5本!
豪華キャストと楽師による生演奏でお届けします。
在日京劇団として長年活動してきた「新潮劇院」だからこそ
実現できた、まさに「京劇祭」!
新年早々、日本に居ながら中国伝統芸能を堪能できる2日間。
その豪華絢爛な世界を、ぜひ、お見逃しなく!
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新潮劇院 新春京劇祭 2013
2013年1月12日(土)、13日(日)
なかのzero・小ホール
JR・東京メトロ東西線「中野」駅南口徒歩8分
<タイムスケジュール>
【Aプロ】 12日(土)19:00(18:30開場)
演目:「鐘馗嫁妹」/「貴妃酔酒」/「小商河」
【Bプロ】 13日(日)14:00(13:30開場)
演目:「鉄弓縁」/京劇レクチャー/「華容道」
<キャスト>
盧思、殷秋瑞、張冠玉、程孫耘、侯偉、曹理、
チャンチンホイ、陳浩、張烏梅、張小山、
田仲孝史、茶谷健太、高瀬育海、茶谷力輝、
安藤弘人、張小魚、樋口理世、張飛鳳、
竹口美鈴、貴船惠子、市原寛子
<楽師>
洪剛(鼓師)、許佳、金虹、関潔沁
<演出>
張春祥
<京劇レクチャー>
加藤徹(明治大学教授)
共催:樹徳茶館
後援:
中国大使館文化部、中野区、中野区国際交流協会
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<チケット料金> 【座席配置図】
[Aプロ・Bプロ]
各S席:5,500円/A席:3,800円/高校生以下:2,000円
[2公演S席通し券] ※劇団のみ取扱
一般のみ:10,000円
※当日券は各500円増
※中野区民は各500円引き(劇団/zeroのみ取扱)
※全席指定、字幕付き
※ 2012年11月6日(火)10時チケット販売開始
悟空倶楽部会員は特別価格にて販売
S席:5,500円⇒4,500円(1000円引き)
A席:3,800円⇒3,000円( 800円引き)
高校生以下:2,000円⇒1,500円(500円引き)
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** 先行発売中(10月30日(火)10:00~) **
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◆ 華容道(かようどう)-赤壁・曹操追撃戦- ~三国志演義より~ ◆ 【Bプロ】
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日本でも人気のある歴史小説「三国志演義」の一節。
「赤壁の戦い」で予想だにしない大敗を喫した魏の丞相「曹操」(そうそう) は命からがら、戦場を脱出します。
蜀の軍師「諸葛亮」(しょかつりょう)は諸将に曹操の追撃を命じますが、蜀の重鎮である将軍「関羽」は、
かつて「曹操」に客将として丁重に迎えられた恩義があり、
心に迷いを抱えたまま軍を進めます。
そして、ついに『華容道』という場所で、二人は再び相まみえることとなり…。
中国では神様としても祭られている将軍「関羽」。その義心の真骨頂とも言うべき演目。
前回の自主公演『古城会』で関羽を演じ好評を博した新潮劇院主宰『張春祥』が、再び、今度は『華容道』の関羽に挑みます。
対する曹操役には劇団屈指の隈取り役『殷秋瑞』!曹操の登場する演目は、新潮劇院では初上演になります。
他にも張飛、趙雲、張郃、関平、周倉など
三国志の中でも名だたる名将が勢ぞろい!
キャストも豪華メンバーを多数擁した、
新潮劇院 新春京劇祭のメインタイトルとも言うべき演目です。
<キャスト> |
関羽
曹操 |
- 張春祥
- 殷秋瑞 |
趙雲
張飛
諸葛亮
張郃
関平
周倉 |
- 張冠玉
- 曹理
- 侯偉
- 陳浩
- 程孫耘
- 張小山 |
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◆ 鉄弓縁(てっきゅうえん) ◆ 【Bプロ】
母親と茶館を営む「陳秀英」(ちんしゅうえい)。
店には父親の形見である鉄弓が飾ってあり、
「これを引けた者と結婚せよ」という遺言があったが、
あまりに強靭であったため陳秀英以外には引くことができませんでした。
そこへ「匡忠」(きょうちゅう)という若い書生が通りかかります。
陳秀英は匡忠に一目惚れしてしまいます。
武芸にも精通した陳秀英が匡忠に頼んだこととはなんと…!
京劇ならではの少女の可愛らしさや
やり手の母親のコミカルさが見所のラブコメディ。
茶館の美しい少女・陳秀英役を『盧思』が演じます。
Aプロで演じる優雅な楊貴妃とはうって変わった
可愛らしさをぜひ堪能していただければと思います。
匡忠役には小生(若い男性役)を専門とする『程孫耘』を充て
美男美女コンビでお届け致します。
コミカルな母親役は、オバサン役を演じさせれば天下一品!『チャンチンホイ』が務めます。
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◆ 小商河(しょうしょうか) ~岳飛伝より~ ◆ 【Aプロ】
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中国で有名な宋代の歴史小説「岳飛伝」の一説。
将軍「楊再興」(ようさいこう)が宋国の威信をかけ、
大雪の中を出陣し、金国の総帥「兀朮」(ウジュ)に
戦いを挑みます。
豪奢な鎧に身を包んでの派手な立ち回りもさることながら、
「起覇(チーバー)」という勇壮な出陣様式に始まり、
豪雪の中、壮絶な戦いの末に散りゆくまでを、
唱い、踊り、美しく魅せ上げる味わい深い演目で、
単純な武劇とは一味も二味も違った見どころが満載です。
楊再興役は劇団きっての武生(立ち回り役)『張冠玉』 、
それに対する敵役・兀朮役を主宰『張春祥』 が務めます。
※ 過去の<演目紹介ページ>(今回はキャストが違います) |
◆ 鐘馗嫁妹(しょうきかめい) -鐘馗の嫁送り- ◆ 【Aプロ】
日本でも「端午の節句」に飾られる魔よけの神様「鐘馗」(しょうき)様は、
元々は生身の人間でした。高級官僚になるための国家試験を受けようとする真面目で優秀な受験生だったのです。
その鍾馗様が、人間だった時の唯一の心残りであった妹の縁談を成就させるために、地獄の鬼達を引き連れて現世に蘇りま蘇ります。
鐘馗の見た目の恐ろしさとは裏腹に、
そのコミカルな動きが可愛らしく面白く、
また、妹思いな優しさに思わずホロッと…心温まる物語です。
新潮劇院 新春京劇祭の幕開けを飾る演目の主役・ 鐘馗役を主宰『張春祥』がつとめます。
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◆ 貴妃酔酒(きひすいしゅ) ◆ 【Aプロ】
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唐代の皇帝・玄宗の寵姫で、世界三大美女と謳われる「楊貴妃」(ようきひ)。
彼女が訪れぬ皇帝を待ちわびながら、酔いつぶれるまでを描きます。
かつての女形の名優『梅蘭芳』が改良を施し、彼の代表作として有名となった演目。
刻一刻と揺れながら変化する女心の美しさを、
高度な舞いと歌で表現する芸術性の高い作品です。
四大女形と謳われた「張君秋」を祖父に持ち
新潮劇院設立メンバーでもある『盧思』が
高貴で優雅な楊貴妃を演じます。
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加藤徹先生による「年初め京劇レクチャー」
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コミカルな語り口ですっかりおなじみとなりました、
京劇研究の第一人者、加藤徹先生による新年最初の京劇レクチャー。
分かりやすい例え話などを交え、楽しみながら
京劇の知識を増やすことができること請け合いです。
■加藤徹
1963年、東京生まれ。現在、明治大学教授。
主著に『京劇』
『梅蘭芳 世界を虜にした男』
『絵でよむ漢文』など
[加藤徹先生の京劇に関するホームページ]
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