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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2003/04/24  5月号
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◆■  張┃春┃祥┃メ┃ー┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃
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----------5月号------------------------------------------第 0021 号
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 >>>>>>>張春祥メールマガジン[2003/04/24]<<<<<<<<
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┏━<<<今回の内容>>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ■ごあいさつ
 ■新潮劇院NEWS
  ・2003.05.31 合同京劇公演(発表会) 烏山区民センターホール
  ・2003.07.05 京劇「張飛と馬超・腕輪を拾って」烏山区民センター
  ・京劇ミニ知識 「京劇の色」
 ■ワン茶房NEWS
 ■メルマガ中国語講座
  ・「ニーハオと言わない中国人」
 ■推薦コーナー
  ・カフェギャラリー “出” IZURU
 ■新潮劇院主宰講座
  ・京劇ワークショップ
  ・中国語教室
 ■張春祥の独り言
 ■編集後記

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■――ごあいさつ―――――――――――――――――――――――――■

  わらび座の振付けの仕事で毎週末に秋田へ行っています。泊まる所に濃
 い温泉があって、毎回楽しんでいます。この前はこっそり湯を飲んでみま
 したらしょっぱい味でした。
  中国にいた頃は温泉なんて興味なかったけれど、この頃は大好き。奥多
 摩の“もえぎの湯”とか丹波村の“のめこい湯“とか山梨の“道志の湯”
 とか、よく行きます。
  日本はあちこちに温泉があっていいですね。

                             張春祥

■――新潮劇院NEWS――――――――――――――――――――――――■

 ★張春祥京劇教室と邱雪痕銅鑼教室の合同発表会が5月に行われます。
    入場無料です。皆見にきてね!蘆思も出ますよ。

 日時:5月31日(土)13:30〜
 場所:烏山区民センターホール
 演目:秋江・小上墳・林沖夜奔・白蛇伝〜盗仙草・京劇音楽演奏
 チケット:無料
 出演:両教室の生徒
 特別出演:蘆思(小上墳だけ出演)

 お問合せ、先行予約:メール nobu@shincyo.com

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 ★新潮劇院京劇7月公演

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   ☆★☆☆☆☆☆ 4月25日発売開始! ☆☆☆☆☆★☆
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  幕がない、舞台装置もない、前左右3面を客席に囲まれている。
 こんな舞台で「唱」「台詞」「仕草」「立回り」を駆使して人物、時間、
 空間まで表現すること。これが京劇俳優に課せられた要求です。

 狭い舞台が役者の歩き方や手の動き、衣装さばきで、山になったり川にな
 ったり、夜になったり昼になったり、兵隊がぐるっと歩き回って千里の行
 軍、役者が舞台後方で後ろ向きになっていたら「いないつもり」など。
 ここには載せきれないほどおもしろい仕組みになっています。

 7月公演ではまたレクチャーもやりますので、ぜひ皆さんおいでください。

  張春祥はりきって1演目増やしました。お代はかわりません。
 増やしたのは「蜈蚣嶺」で水滸伝の武松の段です。2000年にシアターカイ
 で上演してとても好評だった作品です。見どころはやはり武松の立回りで
 すね。

 日時:2003年7月5日(土)開場15:10 開演15:30
 場所:烏山区民センターホール
 演目:張飛と馬超・腕輪を拾って・蜈蚣嶺

 「張飛と馬超」
 ☆あらすじ・・・・三国志の時代。馬超は辺境を支配する馬将軍の息子で
  若く勇猛、戦がうまいと評判の美青年。馬超は劉備軍に張飛という名将
  がいると知り手勢を連れて、張飛に戦いを挑みに行く。外で挑発する馬
  超に、中でいきり立つ張飛。劉備が止めるのも聞かずとうとう飛び出し、
  戦いが始まるが力が互角なので決着がつかず、夜になっても鎧や槍をか
  なぐり捨てて素手で取っ組み合いをしている。劉備は立派な武将はどち
  らも傷を負ってはいけないと仲裁に入る。
 ☆みどころ・・・・・端正な馬超VS黒×白の隈取りに長い髭をつけた張飛
  との派手な立回り。前半は鎧をつけ槍で戦い、後半は鎧を脱ぎ素手で立
  ち回る。絢爛豪華なスピードのある立回りがたっぷり見られます。新潮
  劇院は96年の旗揚げ公演から数回上演した人気演目です。張春祥は以前
  は馬超と演じていましたが、今回は個性溢れる張飛を演じます。

 「腕輪を拾って」
 ☆あらすじ・・・・・結婚に憧れる少女が家の前に椅子を持ち出して針仕
  事をしていると若い貴公子が通りがかりわざと腕輪を落として去る。貴
  公子に一目ぼれし腕輪を拾って夢見心地の少女をこっそり見ていた隣の
  婆がやってきて2人の仲をとりもつことを約束する。
 ☆見どころ・・・・・・この演目は現在では純真な10代の少女の恋物語
  に演出されていますが原典は名家の跡継ぎ成年を色で誘惑し、愛人に収
  まる少女と隣のやり手婆となっています。後編を読むと後にこの若者は
  どこかの令嬢と正式に結婚しています。
  こうして原典を読み解いていくとやはり人物を掘り下げた演出になるこ
  とでしょう。

 「蜈蚣嶺」
 ☆あらすじ・・・・・・水滸伝の一段。兄を殺した兄嫁をてにかけ役人に
  追われる身をなった武松は梁山泊へと急ぐ。しかし途中の蜈蚣嶺で娘を
  ならず者に連れ去られて泣く老人に会い、同情して娘を救いに行く。そ
  のならず者は地元では悪名高いやくざものだった。
 ☆見どころ・・・・・・「走辺」とよばれる自分をアピールする踊りのよ
  うな部分を含む、立回りたっぷりの演目。武将でも貴族でもない貧しい
  庶民である武松は衣装も化粧も地味ですが、演技は高難度で北京でも演
  じる役者は少ないです。ひとつひとつの動きは口承された高度な技術で
  できあがっています。公演の最後の演目にふさわしい作品です。張春祥
  は2000年にシアターXで日本初演し大好評でした。

 出演:張春祥・蘆思・于躍・チャンチンホイ・他
 チケット:前売り4000円 当日4500円

 お問合せ、先行予約:メール nobu@shincyo.com

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 ★京劇ミニ知識★

 「京劇の色」

 京劇の様式のひとつに色の決まりがあります。たとえば隈取りの色、

 赤・・・・・忠義、熱血漢、一本気を表します(関羽)。
 紫・・・・・穏やか、落ち着き、正義感を表します。(徐延昭)
 黒・・・・・厳粛、生真面目を表します。(包公)
 黄色・・・・文人の黄色は腹黒い、策士を表します。武人の黄色は勇猛を
       表します。
 青・・・・・一本気、頑固を表します。
 白・・・・・凶悪にして横暴、ずるくて疑り深い(曹操)。
 緑・・・・・粗暴、勇猛を表します。
 ピンク・・・年を取り覇気がなくなった。
 金色・・・・威厳を表し、多くは神様に使います。
 銀・・・・・神様や妖怪に使います。

 京劇の隈取り役で白い顔が出てきたら間違いなく悪者だと思ってください
 ね。上記の色は主となる色ですので、白地に黒模様の覇王とか張飛は白に
 は含まれません。

 ところでスターウォーズの赤黒の人は京劇だったら正義感が強く真面目
で  厳粛かつ一本気ということですね。

■――ワン茶房NEWS――――――――――――――――――――――――■

 ★ワン茶房のお茶が烏山で買えますよ。
 推薦コーナーで紹介している「カフェギャラリーIZURU」にワン茶房のお
 茶の200円均一を置かせてもらっています。お近くの方はぜひどうぞ。

 また、夏ごろには中国茶会をここで開きましょうという話しがもちあがっ
 ていますのでお楽しみに。その前にお茶をたくさん仕入れに行ってきます。
 茶器など買って来てほしいという方はメールでご連絡をください。お茶で
 もこんなのほしいという銘柄があればなんなりと申しつけください。
 出来る限り探してきます。

 ところで凍頂烏龍茶が花粉症に効くと、テレビか雑誌で取り上げられたら
 しいですね。どなたか効いたという方、ご一報くださいな。

                      ワン茶房番頭 のぶ丼

■――メルマガ中国語講座―――――――――――――――――――――■

 ★中国語で何と言う?
〜現代中国語・とっさのひと言・北京弁・京劇業界用語・喧嘩用語などなど〜

 ・「ニーハオと言わない中国人」

 中国語の授業はニーハオから始まります。朝は「ニーザオ」とかね。
 でも向うの人はあまり言わない。道で知り合いに会ったら「吃飯了馬(
 口編に馬ですが)?」と聞くのです。朝でも昼でも。ただし複数形のニー
 メンハオはよく使いますよ。教室で先生が生徒たちに、会議の時社長が社
 員たちに。

 昔、中国人の家庭に遊びに行って、ニーハオばかり言ってたら、そこの子
 供たちによって二ーハオというあだ名がついてしまたったわたしです。

■――推薦コーナー――――――――――――――――――――――――■

 新潮劇院に係わるいろいろなジャンルの友人たちの作品を毎月紹介します。

 ★カフェギャラリー “出” IZURU

  烏山南口から5分くらいの住宅街にある素敵なギャラリーです。話し上
 手なマダムが初めてのお客さんでも暖かくもてなしてくれます。
 また、絵画、アクセサリー、花などいろいろな作品が週替わりで展示され、
 コーヒーをいただきながら、ゆっくり鑑賞できます。

 時にはフラメンコやバイオリンの公演もあり、張春祥も7月公演にさきが
 けて6月にここで「京劇鑑賞講座〜メイクと扮装の実演つき」を行います。
 詳しくは来週チラシができますのでHPに載せておきます。

■――新潮劇院の主宰講座―――――――――――――――――――――■

 ★1.京劇ワークショップ(講師:張春祥)

 新潮劇院では一般の方を対象に京劇を基礎から教えています。
 「京劇が好き」、「京劇をちょっとだけやってみたい」という方、運動が
 苦手でも、振りが覚えられなくても、落ちこぼれても大丈夫、誰も見てま
 せんからっ!

  朝クラス(9:30〜11:30)
   5/10(土) 5/14(水) 5/21(水) 5/26(月)

  夜クラス(19:00〜21:00)
   5/7(水) 5/14(水) 5/21(水) 5/26(月)

 会場:東京都世田谷区烏山区民センター
    (部屋が変わることがあるので事前にお問合せください)
 東京都世田谷区南烏山6丁目2番19号  03-3326-3511
 (京王線千歳烏山下車、新宿寄りの改札を出て左側の階段を上り前方50m)

 費用:1回2000円
    ☆遅れても入室可能です。
    ★見学は事前にご連絡ください。1回に限り無料です。

 用意する物:底の薄い運動靴と動きやすい服装

 お問合せ、申込方法:メール nobu@shincyo.com

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 ★2.中国語教室(老師:張春祥)

 中国人と会話ができることを目標にもっぱら喋ります。参考にするため
 NHKのテレビ中国語会話のテキストをお持ちください。

  朝クラス(9:50〜11:50)
   5/7(水) 5/13(火) 5/22(木) 5/28(水)

  夜クラス(19:00〜21:00)
   5/9(金) 5/16(金) 5/22(木)

 会場:東京都世田谷区烏山区民センター(部屋番号はお問合せください)
 東京都世田谷区南烏山6丁目2番19号  03-3326-3511
 (京王線千歳烏山下車、新宿寄りの改札を出て左側の階段を上り前方50m)

 費用:1回2000円

 問合せ : 新潮劇院  電話/FAX 03−3484−6248
 メール : nobu@shincyo.com

■――張春祥の独り言―――――――――――――――――――――――■

  なんだか中国で謎の肺炎が流行ってますね。北京の実家に電話したら皆
 無事でしたし、我が京劇WSから北京留学したばかりのマイちゃんもだいじ
 ょぶそう。でも今はぜったいに北京に来るな!と言われてしまいました。

                             張春祥

■――編集後記――――――――――――――――――――――――――■

  5月の発表会の準備と7月の公演準備で忙しいです〜。

                         編集長 延どん

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 沢山のご応募お待ちしております。
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発行日 : 月刊
編集長 : 延江 アキコ
発行  : 新潮劇院 http://www.shincyo.com/
〒 157-0072 東京都世田谷区祖師谷5-37-18
(Tel) 03-3484-6248 (E-Mail) nobu@shincyo.com
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