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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/01/02 新年号
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-----新年号-----------------------------------------------第 0069 号
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＞＞＞＞＞＞＞張春祥メールマガジン[2010/01/02]＜＜＜＜＜＜＜＜
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┏━＜＜＜今回の内容＞＞＞━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■張春祥 新年ご挨拶
■新潮劇院「第１期研修生」募集開始
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■━━張春祥 新年ご挨拶━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
明けましておめでとうございます。
また、新しい一年のスタートになります。
去年は５月、７月、１０月と続けて都内３か所で京劇公演をしました。
観に来ていただいたお客様にはお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからも応援していただければと思います。
ファンクラブの方も、12月にやっと会報第一号を出すことができ、
会員の方には良く待ってくれました、という気持ちでいっぱいです。
申し訳ございません。これからは予定通りに会報出していきます。
すごく豪華な会報で僕も実物を見てびっくりしました。
制作の人に「次はどうするの？」って言ったら
「大丈夫！同じように出します。」って。
だったら僕も入りたいなぁ、と思って（笑）
また、去年は研修制度もいい感じでスタートしました。
参加している研修生たちも、みんな一生懸命にやっていて、
先生も多くのことを教えているので、とても充実していると思います。
僕が最初に「劇団をつくろう！」と思った時の夢は
日本で伝統京劇をやる、創作劇をつくりたい、日本人を養成したい、の３つ。
日本人養成を、ようやく本格的にスタートすることができました。
研修生の中でも何人か「この人はもしかしたら伸びるかな？」と感じていて
これから先の結果をすごく楽しみにしています。
ただ、この研修は半年一区切りで、あっという間に半年がたってしまいます。
「ここで辞めたらもったいない。辞めずにぜひ続けて欲しい！」
というのが今の僕の気持ちです。
研修をスタートする、ちょうど良いタイミングで、中国戯曲学校教師の
張桂琴を講師に迎えることができたことも大きい出来事でした。
彼女は教え方も上手で、知っている技も多く、教えることがいっぱいです。
彼女は女役の担当で、僕は男役の担当なのですが、ちょうど今は全員女性で
僕は彼女を手伝うくらいのことしかやっていません。
女も男もそれぞれ良い先生がいますので、興味ある人はぜひ来てください。
普段やっている京劇教室も、新しい人が増えて、それぞれがんばりました。
今年の９月に発表会をする予定だけど、みんなの出来具合い次第。
できなかったらどうかなと思う。でも頑張ってほしい。
…さて、今年は寅年ですので、我々も虎のように積極的に頑張りたいと思います。
実は、僕は動物の中でも虎が大好きです。子供のころ猫を飼っていたからかな？
50〜60年代の北京市内では、犬を飼ってはいけなかったので、街中猫だらけ。
うちでも猫を何匹か飼っていました。柄は虎、白、黒…いろいろ。
目がくりっとはっきりしてるところ、寝ている時のつぶっている目。
いい気分でのどを鳴らしている時のカンジ、全部好きですが、
特に印象的なのは獲物を見つけた時のまんまるな目…
大人になってから、猫を飼いたいなと思ったけれど、
昔は外で飼っていて、我々が２〜３日出かけて世話をしなくても
どこかの家で餌をもらって平気だった。
でも、今はちゃんと世話をしないとダメね。
だから、生き物を飼うのは好きだけど、面倒をみる時間がないから
あきらめてます。むしろ、自分の面倒も見られないくらいで（笑）
でも、人間が楽しく生きていくためには動物・自然はすごく大事です。
余裕がある人は、ぜひかわいがってあげてください。
実は京劇も人の持つ自然な要素を取り入れて、表現している芸術です。
隈取りで顔のしわや痣を表現し、食事、寝るなどの動きもオーバーにやる。
歩く時、走る時、見る時、全部誇張して踊りで表現しています。
そんな京劇に関わる一員として、動物と人間とが共存して欲しいし、
もっと、自然の世界を守っていきたいです。
今年、京劇公演の方は「穆桂英」という華やかな演目で良いスタートを
切ることとなりました。すごく楽しめる演目なので、ぜひご覧いただき、
皆さんにも良い新年のスタートになるように願ってます。
その後は５〜６月に横浜と中野で、中国国家京劇院にいる石山雄太を呼んで
「孫悟空vs孫悟空」という公演をすることが決まっています。
会場がいつもより大きいところなので不安一杯でドキドキしていますが、
ちょっとどうなるか、これからみんなも楽しみにしてください。
その他には大きな予定はありませんが、いつでも動けるよう
準備万端でスタンバイはしています。
もし、良いきっかけがあれば急に何かするかもしれません。
皆さんとも、もっとコミュニケーションを取りたいので、
「新潮劇院はこうした方が良い」とか「こういう演目が観たい」とか
ご意見があれば、どんどんいただければと思います。考えます。
僕個人としては、以前にやった舞台「孫文」の上海万博での再演を
予定しています。もし、いける人はぜひ観に来て下さい。
とりあえずはこんな感じですが、また、何かあったらお知らせします。
一年、みんながまずは健康で、それでいい仕事をして、
楽しく仲良くできるよう願ってます。
ぜひそうなりますよう！
○ 張春祥 ○
■━━新潮劇院「第１期研修生」募集開始━━━━━━━━━━━━━━━■
新潮劇院が２０１０年度より、本格的に日本人京劇俳優の育成を始めます。
京劇初心者・未経験者でも問題ありません。
新潮劇院主宰・張春祥と中国戯曲学校で教師を務めた張桂琴が
京劇の基礎的な動きからしっかり鍛えます。
また、研修中でも、本公演の舞台などに上がれる可能性があります。
次代を担う新潮劇院メンバーの一員として、
華やかで伝統ある『京劇』の舞台で活躍してみませんか？
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■第１期研修 概要
期間：２０１０年３月〜２０１０年８月（６ヶ月）
場所：笹塚（予定）
◆基礎・夜クラス（若干名）
平日：19〜22時 週１回（予定）
入所金：10,000円 / 授業料: 90,000円（6ヶ月）
※教材費、稽古場維持費含む
※月々の分納可
・研修中も本公演等に出演する可能性有り
・研修期間終了時に実力が十分と認められた場合には
準劇団員(*)として採用
*上級クラスの受講許可と基礎クラス授業料一部免除
・期間終了後も希望者については審査の上、受講継続可
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■第１期研修生 募集要項
◆応募資格
・日本での京劇俳優を目指す男女
・日々、自主的な鍛錬に取り組めること
※18歳未満の場合は保護者の同意が必要
◆オーディション日時
2010年 2月 28日(日) 18時〜21時
◆オーディション場所
世田谷区千歳烏山にて
◆募集締切
2010年2月21日（※必着）
◆応募方法
下記の資料を郵送またはe-mailにてお送りください。
・写真 バストアップ１枚、全身１枚
・プロフィール （希望クラス[昼/夜]、足のサイズも記入）
・18歳未満の場合は保護者の同意書
[送付先・お問い合わせ]
〒157-0072
東京都世田谷区祖師谷5-37-18
新潮劇院
E-mail:audition@shincyo.com
TEL:080-3486-3352(担当：梅木）
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＜講師プロフィール＞
■張春祥（ちょうしゅんしょう）
1９６０年7月１８日北京生まれ。
祖父の代から京劇を家業とする京劇一家の三代目。
北京戯曲学校卒業後、北京京劇院に１３年間所属。
１９８９年来日。中島みゆき「夜会」、蜷川幸雄演出・東山主演
「さらばわが愛・覇王別姫」などをはじめとして、
舞台、ミュージカル、ＴＶ、映画、振り付け、
立ち回り指導、ワークショップなどで活躍する
１９９６年から京劇団「新潮劇院」を主宰する
■張桂琴（ちょうけいきん）
中国戯曲学院大学演劇学科卒業、同大学院を修了。
山西省京劇団で京劇俳優として活躍する一方、
１４年間にわたり母校演劇科の教員を務め、
日本や韓国でも京劇の特別講師を務める。
新潮劇院では研修生専任の講師。
〈主な芸歴〉
1981年 山西省戯曲コンクール第一位受賞。
1983年 山西省戯曲コンクール最優秀賞受賞。
1992年 スウェーデン国際芸術祭参加。
1996年 中国戯曲学院京劇団の一員として日本ツアーに参加、など
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■━━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
今年は寅年、年男！の張烏梅です。
去年の５月公演では白虎を演じましたが
今年もあちこちで白虎で活躍できる機会がありそうです。
今年、僕の演じる白虎を観ることができましたらば、
年男＋神獣ってことで、きっと良い一年になることでしょう。
ぜひ、イベント企画などございましたら呼んでくださいませ☆
担当：張烏梅
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沢山のご応募お待ちしております。
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張春祥メールマガジン （ http://www.shincyo.com/melmaga.html ）
発行日 ： 月刊
編集長 ： 延江 アキコ
発行 ： 新潮劇院 http://www.shincyo.com/
〒 157-0072 東京都世田谷区祖師谷5-37-18
(Tel) 03-3484-6248 (E-Mail) nobu@shincyo.com
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