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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011/06/03 6月号
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-----6月号-----------------------------------------------第 0086 号
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＞＞＞＞＞＞＞張春祥メールマガジン[2011/06/03]＜＜＜＜＜＜＜＜
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┏━＜＜＜今回の内容＞＞＞━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■ごあいさつ
■本日放送！「京劇と歌舞伎の融合」の舞台裏。BS日テレにて。
■７月公演「京劇の世界〜中国伝統芸能への誘（いざな）い〜」
■兵庫県で京劇！1Hourシアター VOL.23「はじめての京劇 II」
■京劇教室と中国語講座のご案内
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■━━ごあいさつ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
先日『実験公演「京劇と歌舞伎の融合」』無事に終えることができました。
今回、歌舞伎とコラボをしてみて、印象深かったことが三つあります。
まず、一点目は両者の共通点についてです。
歌舞伎と京劇は似たものと受け取られがちですが、
演じる上では大きな違いがあり、歌舞伎の型は独特で難しいです。
ただ、共通の部分もあります。テンポが似ています。特にセリフ回し。
例えば、歌舞伎では返事ひとつするのにも
「かしこまってぇーごーざーりーまーすーるー」
非常にもったいぶったようなゆったりとした話し方することがあります。
京劇にもそういう所があり、「看酒（カンジオウ）」は、「酒を持って来い」
という意味のたった二文字の言葉ですが、ゆっくりと延ばして発声します。
こうした感覚的な部分の共通点は有意義な発見でした。
二点目はコラボレーションの中での動きについてです。
コラボをする上では、お互いの良さを如何に消さないかが大事です。
ちょうど二年前の6月に「たのしい常盤津の時間」という企画で、
浄瑠璃とコラボをした際に「猩々」という曲を
京劇風に踊ったことがありました。
元来、京劇には長時間の舞がありません。どんなに長い舞でも必ず
歌やアクロバットが間に挟まるのです。
猩々の曲に対して不勉強なこともあり、伴奏に合わせ過ぎて、
激しい動きをほとんどできませんでした。今ではちょっと悔やまれます。
今回は「連獅子」を舞いましたが、伊右衛門さんの迫力に負けない、
京劇らしい「動」の舞を表現できたように思います。
それから、花道！
あれは京劇にはありませんので、是非今後チャンスがあれば、
花道を使った新作京劇を作ってみたいです。
三点目は、裏方の必要性です。
非常にプロフェッショナルな歌舞伎の裏方の皆さんを見て、
ちょっと羨ましかったです。
新潮劇院の公演は、いつも裏方のスタッフが少なくて大変、大変。
どなたか裏方をしてみたいという方がいらっしゃいましたら、
是非連絡ください。待ってます！
次回6月4日の兵庫県芸術センターでの公演は、昨年5月に続いて二回目です。
前回は、「打焦賛（焦賛を打ち負かす）」という人間のお話でしたので、
今回は神仙のお話から「孫悟空 龍宮で大暴れ（鬧竜宮）」を選びました。
お馴染み孫悟空が天界で大暴れした「安天会」より少し前、
悟空が如意棒を手に入れるきっかけとなったお話です。
新潮劇院でも過去に何度か上演しているので、
既にご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
今回この演目を上演にすることは、昨年に兵庫で公演をした際
既に決まっていたのですが、今年は前回公演の「孫悟空vs白骨精」に加え、
訪日京劇団も『西遊記』のお話ばかりで、
偶然にも今年は孫悟空祭りになってしまいました。
ただ、今回は、龍王の王子の代わりに龍女（張桂琴・演）を設定し、
話をよりわかり易くするため孫悟空が龍宮へ行く前の場面も少し加え、
二度目の方でも楽しんでいただける内容となっていると思います。
是非ご期待ください！
そして、7月23日（土）四谷区民ホールの「京劇の世界」！
上演する「貴妃酔酒」も「除三害」も過去に上演したものの再演ですが、
よい演目は観れば観るほど味が出てくる。
演じる側も年とともに変化してくる。
是非こうした機会にゆっくりと作品を鑑賞してもらいたいです。
「貴妃酔酒」は梅蘭芳が1919年（大正８年）に初来日公演をした際に演じた
日本人にとっても特別な演目です。
昨年は盧思が演じた楊貴妃を、今年は張桂琴が演じます。
京劇は演じる役者が代われば趣が異なってくるので、
二人の違いにも注目してもらいたいです。
「除三害」は一昨年演じて非常に楽しかった！
でも、共演した殷さんに負けたという思いが強くて、
是非再演したかった演目です。
殷さんと僕との演技対決に注目して下さい。
最後に、この二つの演目の前に「二将軍」をやります。
出演は二人とも僕のワークショップで学ぶ日本人の生徒です。
正直パワーまだ足りない。だけど、この機会に引っ張り上げてあげたい。
二人の若さ・新鮮さと日本人初の武戯への挑戦を
是非楽しみにしてください！
○ 張春祥 ○
■━本日放送！「京劇と歌舞伎の融合」の舞台裏。BS日テレにて。━━━■
新潮劇院・主宰『張春祥』と歌舞伎役者『伊右衛門』
日中それぞれの伝統芸能を継承する二人が創作する夢の舞台に
新潮劇院ファンクラブ「悟空倶楽部」会員を無料ご招待する企画
『実験公演「京劇と歌舞伎の融合」』完成までの模様をまとめた
ドキュメンタリー番組「キズナのチカラ」がＢＳ日テレにて
いよいよ本日！6月3日22時に放送されます。
当日ご来場いただけなかった方も、ぜひこちらにて
二人のチャレンジを見届けていただければと思います。
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■SUBARU Presents キズナのチカラ
http://www.bs4.jp/entame/kizuna/
ＢＳ日テレ（BS 4ch）
放送日 6/3(金) 22:00〜22:30
再放送 6/4(土) 11:00〜11:30
☆実験公演「京劇と歌舞伎の融合」の詳細はこちら☆
http://www.goku-club.com/event/110521/
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■━７月公演「京劇の世界 〜中国伝統芸能への誘（いざな）い〜」━━■
4月にチャリティー公演を行った四谷区民ホールにて再び京劇を上演！
演目は名優『梅蘭芳』の代表作としても名高い『貴妃酔酒』と
古典演目の中でも教訓に満ち、味わい深い『除三害』の二本立て。
京胡奏者『許佳』の伴奏もふんだんに盛り込まれ、
京劇研究の第一人者である明治大学教授『加藤徹』によるレクチャーあり、
京劇を初めて鑑賞する方や、京劇について知識を深めたいという方に
お勧めの内容となっております。
いつもの京劇公演とは、また一味違った落ち着いて趣深い
中国伝統芸能の世界に、ぜひお越しくださいませ。
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◆新潮劇院プロデュース
「京劇の世界」 〜中国伝統芸能への誘(いざな)い〜
２０１１年７月２３日（土）
開場 １３：３０／開演１４：００
新宿区 四谷区民ホール
（丸ノ内線東高円寺駅下車徒歩5分、新高円寺駅下車徒歩7分）
＜出演＞
張桂琴、殷秋瑞、張春祥、他
＜楽師＞
京胡演奏：許佳 月琴演奏：神山志郎
＜後援＞
中国大使館 文化部、新宿区
[前売]
一般：3,800円 / 新宿区民：3,300円 / 高校生以下：2,000円
※全席指定、字幕付き ※当日券は各500円増
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
悟空倶楽部会員はチケット3,000円にて取扱い！
入会金1,000円＋年会費3,000円
http://www.goku-club.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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☆詳細ならびにチケットのお申込はホームページにて！
http://www.shincyo.com/main_01.htm
■━━兵庫県で京劇！1Hourシアター VOL.23「はじめての京劇 II」━━■
兵庫県立芸術文化センターが主催する”はじめて”シリーズに
昨年の「はじめての京劇」に引き続いて、新潮劇院が再登場！
昨年の公演でも大好評の「張烏梅」によるコミカルな京劇レクチャーと、
名優「馬征宏」が演じる孫悟空が活躍する「孫悟空 龍宮で大暴れ」を
お届け致します。京劇ファンも、京劇ビギナーも楽しめる内容です。
数少ない関西方面での新潮劇院公演です。この機会をお見逃しなく！
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兵庫県立芸術文化センター主催
1Hourシアター VOL.23「はじめての京劇II」
２０１１年６月４日（土）
開場 １５：３０／開演１６：００
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
全席指定：2,800円
http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/top.html
＜出演＞
馬征宏、殷秋瑞、張桂琴、張春祥
張烏梅（レクチャー）
＜チケット取扱＞
3/17(木) 芸術文化センター会員電話予約開始
3/20(日) 一般販売開始
芸術文化センターチケットオフィス
０７９８−６８−０２５５
10:00AM〜5:00PM(月曜日休※祝日の場合翌日)
■電子チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード401-169]
■ローソンチケット 0570-000-407 (オペレータ対応)
0570-084-005 [Lコード 55731]
■イープラス http://eplus.jp/
※空き状況に関しましてはチケットオフィスまでお問い合わせください。
芸術文化センターチケットオフィス：0798-68-0255
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■━━京劇教室と中国語講座のご案内━━━━━━━━━━━━━━━━■
★ 新潮劇院 京劇ワークショップ ★
新潮劇院では、日本での京劇普及活動の一環として
誰でも京劇を体験・学習することのできるワークショップを
週１回のペースで開催いたしております。
『一度、京劇を体験してみたい』という方から
『本格的に京劇を学んでいきたい』という方まで
各個人のレベルに合わせ、丁寧な指導を行っております。
また、不定期ではありますが、新潮劇院で鼓師を務める「洪剛」が
指導する「鑼鼓教室」との合同京劇発表会も行っております。
ご興味のある方は、ぜひ、お越しくださいませ。
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会場：東京都世田谷区烏山区民センター（京王線 千歳烏山駅）
日時：週１回（不定期）１９時〜２１時
費用：１回 ２,０００円
○遅れても入室可能です。
○見学は事前にご連絡ください。1回に限り無料です。
☆お問合せ、申込方法：メール dajinzhuan@mail.goo.ne.jp
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★ 張春祥 中国語講座 ★
「中国人と会話する」を目標にもっぱら喋ることをテーマに練習をします。
京劇役者が指導する、普通の中国語教室とは一味違ったレッスン。
あなたも是非、体験してみませんか？
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会場：東京都世田谷区烏山区民センター（京王線 千歳烏山駅）
日時：毎週金曜日 １０時〜１２時
費用：１回 ２,０００円
☆お問合せ、申込方法：メール nobu@shincyo.com
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■━━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
本号より、編集を担当いたします張小山です。
どうぞよろしくお願いいたします。
7月公演では「二将軍」の張飛役にも挑戦いたしますので、
ご観覧をご予定の方は、是非ご意見・ご感想をお寄せください。
まだまだ甚だ未熟者ではございますが、
「学到老（一生勉強）」の精神で稽古に精進して参ります。
今後とも新潮劇院をお引き立て下さいますよう
心よりお願い申し上げます。
担当：張小山
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張春祥メールマガジン （ http://www.shincyo.com/melmaga.html ）
発行日 ： 月刊
編集長 ： 延江 アキコ
発行 ： 新潮劇院 http://www.shincyo.com/
〒 157-0072 東京都世田谷区祖師谷5-37-18
(Tel) 03-6385-1888 (E-Mail) nobu@shincyo.com
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