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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2002/02/04  春節号
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--------春節号--------------------------------------------第 0005 号
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 >>>>>>>張春祥メールマガジン[2002/02/04]<<<<<<<<
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┏━<<<今回の内容>>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

■ごあいさつ
■京劇公演情報
 ※新潮劇院2002年春公演情報
 チケット前売り開始が、2月16日になりました。
■中国系映画人の素顔(青木透)
■ワン茶房NEWS
■京劇ワークショップ
 ※随時参加者募集中
■張春祥の独り言
■編集後記

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■――ごあいさつ―――――――――――――――――――――――――■

  2月11日、中国の旧正月「春節」がきます。中国では前の晩つまり大
 晦日から街中大賑わいで、何年か前までは夜12時の時報とともに北京中
 が爆竹の音と白煙で包まました。でも火傷する人多くて、最近は警察に怒
 られるので、昔ほど派手にできない。でもやっぱり中国人には春節!会社
 も学校も1週間くらい休みになって、60度の酒飲んで羊のしゃぶしゃぶ
 食べて芝居見て、僕の場合は芝居やって。

 春節には地方の京劇団も北京公演したり、半分引退した年配の役者が記念
 公演やったりしておもしろいです。ぜひ一度、春節に北京へ行ってくださ
 い。もちろん話劇(現代劇)もやってるし、おしばいのてんこ盛り、たっ
 ぷりお芝居見たら「目が満腹」と中国語で言います。

 今年は岡山でモモタロウやってるから春節に北京へかえることはできませ
 んでした。ちょっと寂しいので岡山で回転寿司、東京より安くておいしい。
 新潮劇院の団員の新ちゃんと幹くんと3人で食べてばかり。岡山はいいと
 ころね。

                             張春祥

■――京劇公演情報――――――――――――――――――――――――■

 ※創作京劇《邯鄲の夢》 原語上演字幕つき

  昔、中国には悩める者に夢をみせる仙人がいて、人生に悟りをもたらす
 その夢を「邯鄲の夢」と呼んだ。
 さて現代、思いどおりにいかぬのが世の常、せめて「邯鄲の夢」を見せて
 くれと、悩める京劇役者がここに一人。
 ところがその夢、止まるところを知らず、隣人までも巻き込んで、みんな
 京劇やらされる。
 ほらほら、貴方もやらされる・・・・・・・・・

 出演:張春祥・盧思・松本明久・長谷川新・邱雪痕・銭騰浩・神山志郎
 脚本・演出:張春祥、照明:奥畑康夫、制作:新潮劇院・石神燕

 料金:前売り3500円、当日4000円 (全自由席)
 場所:東京両国/シアターX(カイ)
 交通:JR総武線「両国駅」西口下車 徒歩3分、 両国シティーコア1F
 日時:2002年3月21日(木)祝日14:00開演
         3月22日(金)19:00開演
         3月23日(土)14:00開演
    開場は、開演の30分前

 前売り開始:2002年2月16日
 予約・お問合せ:新潮劇院   03−3484−6248
         ( http://www.shincyo.com/ )
         チケットぴあ 03−5237−9988
         シアターX  03−5424−1181
         ( http://page.freett.com/theaterX/ )

 あらすじ:
  人気者だった京劇役者、時代の移り変わりで京劇の上演が減り仕事が来
 なくなってしまう。
 完璧な芝居を追及したい男は、誰もいない家で舞い続ける。しかし狂人扱
 いされてしまい、現実に失望した男は辛い現実がただ「邯鄲の夢」である
 に過ぎないと自分を納得させようと眠りを求める。

 やがて男は現実と夢が交差し、夢から覚めることができなくなる。それど
 ころかあまりに強い男の精神がまわりの人間まで夢に取り込んでしまい、
 薬を飲ませようとした医者や、男を嘲笑した若者たちまで京劇を演じ始め
 て大騒ぎ。永遠に醒めない「邯鄲の夢」となってしまう。

 主催・制作:新潮劇院
 後援:財団法人ヤマハ音楽振興会、株式会社エピキュラス
 提携:両国シアターX(カイ)

                            張春祥

■――中国系映画人の素顔―――――――――――――――――――――■

 今回から友人でアジア映画専門のライターの青木透さんに、映画に関して
 書いてもらうことになりました。

 青木透 : (ライター、アジア映画を主に書いている、著作にアジアの
 映画俳優、監督、舞台人らの素顔を取材した「アジアの映画人たち」)

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 1、アン・ホイ (許鞍華)

  1本の映画を見て、この作品を作った人にどうしても会ってみたいと思
 うことがある。僕がフリーランスでジャーナリストのようなことを始めて
 すぐの1980年代半ばのことだった。映画は「投奔怒海/Boat People」
 (邦題は『望郷』)。ベトナム戦争を背景にひとりのベトナム人少女と出
 会った日本人ジャーナリストの姿を描いたこの作品は香港映画の全く新し
 い相貌を見せてくれ、新鮮でエネルギッシュでもあった。僕自身はこの映
 画に、開高健のノンフィクション「ベトナム戦記」や小説「輝ける闇」
 「夏の闇」といった作品をオーバ―ラップさせていた。

 この映画の監督はアン・ホイ(許鞍華)。でもこの映画を最初に見たのは
 どこであったか、彼女と出会った場所がどこであったか記憶は定かではな
 い‐‐‐たぶんどちらも香港であったような、おぼろげな記憶があるばか
 りだ。

 アン・ホイは1979年に「瘋刧」で映画監督としてデビュー(それ以前には
 テレビドラマの演出や、キン・フー監督の助監督などしていた)他の作品
 にはアンディ・ラウの映画デビュー作「獣たちの熱い夜」や自伝的な作品
 「客途秋恨」「女人四十」「半生縁」「千言萬語」などがある。

 僕が最初に彼女と会ったのは取材という名目だった。(これは確かである)
 そして「投奔怒海」は香港の中国への返還が具体的になった時で中国政府
 から政治的な解釈をされて睨まれている状況にあった。そうしたこともあ
 ってか最初の印象は寡黙なオバサン(笑)と思われた。口数が少なかった
 のだ。その後彼女とは何度も繰り返し会うことになるのだが、まず取材と
 いう状態が緊張を強いるらしいこと、写真を取る時も「はい、撮ります」
 と言うとやはり緊張して表情がこわばることに気付いた。普段着の彼女は
 気さくな話しずきなオバサン(笑)だ。それは食事を共にしている時や撮
 影の合間のちょっと余裕のあるような時に見せる素顔でもある。だけど少
 し多忙すぎるオバサンなのではあるが  (続く)

                             青木透

■――ワン茶房NEWS――――――――――――――――――――――――■

  このところ売り切れがたくさんあって、ご迷惑をかけているかもしれま
 せん。もうすぐ北京へ買出しに行ってきますので。

 ところで先日北京で「お茶の養生」という本を見つけました。お茶を飲ん
 で健康になる方法が書いてあるんです。今回から少しづつ内容を紹介して
 いこうと思います。

 1.さつまいも茶・………効能は飲み過ぎ、咳止め、脂っこい物の食べ過ぎ。
 さつまいも500gと紅茶5gを用意し、芋の皮を剥き乱切りにして紅茶と
 共に煎じて飲みなさい。

 本には春にぴったりのお茶ですと書いてあるんだけど、冬太りを
 解消しなさいということかしら???

 2.緑豆茶・……効能は風邪の熱さまし。緑豆100gと砂糖50gを煮て豆
 が柔らかくなったら飲みなさい。

 この緑豆っていうのは春雨の原料にも使われる物です。以前北京人は夏に
 暑気払いによく飲んでました。その時は「緑豆湯」って言ってたんですが
 これと同じでしょう。緑色の豆が煮えると小豆色になって、薄いお汁粉そ
 っくり。当時、お汁粉嫌いだったのに、中国人に「こんなに暑いんだから
 これ飲まなきゃだめ!」と無理やり飲まされました。

 ここまで読んで皆さんはこれのどこが茶なの?と思われるかも知れません。
 どうも中国では何かを煎じて作った飲料を○○茶と呼ぶようですね。
 さて、次号では、どう見ても茶から程遠い「牛骨髄油茶」というのを紹介
 します。

                      ワン茶房番頭 延どん

■――京劇ワークショップ―――――――――――――――――――――■

 ※京劇ワークショップ・第3弾 参加者募集!

 内容:京劇の基礎動作をひととおりやる、実際の演目の一部を取上げて
    実践してみる、時々化粧の実技指導、衣装のつけ方など。
   ☆化粧体験希望の方は前もって申し込みが必要です。

 日程:
    「朝クラス」稽古予定
    2月12日(火)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    2月20日(水)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    2月26日(火)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月 6日(水)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月12日(火)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月19日(火)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月26日(火)10:00〜12:00 烏山区民センター第4会議室 3階
   ☆講師の張春祥はだいたい9時30分には教室にいます。早く来られる
    方は来ていただいてかまいません。補習や復讐、個別にききたいこ
    とがある場合はこの時間で対応いたします)

    「夜クラス」稽古予定
    2月12日(火)19:00〜22:00 烏山区民センター第2会議室 3階
    2月19日(火)19:00〜22:00 烏山区民センター第2会議室 3階
    2月27日(水)19:00〜22:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月 8日(金)19:00〜22:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月12日(火)19:00〜22:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月24日(日)19:00〜22:00 烏山区民センター第4会議室 3階
    3月29日(金)19:00〜22:00 烏山区民センター第4会議室 3階
   ☆講師の張春祥はだいたい18時30分には教室にいます。早く来られる
    方は来ていただいてかまいません。補習や復讐、個別にききたいこ
    とがある場合はこの時間で対応いたします)

 会場:東京都世田谷区 烏山区民センター
    03-3326-3511
    東京都世田谷区南烏山6丁目2番19号
   ☆烏山区民センターは京王線千歳烏山駅下車徒歩1分です。駅前です
    から駅員さんにきけばすぐにわかります。京王線は新宿始発または
    都営新宿線で来られる方は笹塚で乗り換え、八王子方面です。

 受講費:一回2000円(テキストつき)
    ☆見学だけ、または始まってからの入室も可能です。
    ☆化粧体験希望の方は前もって申し込みが必要です。

 服装:参加する時は動きやすい服装で
 人数:毎回5名(先着)・見学者毎回5名
 申込方法:メール nobu@shincyo.com

 以上、人数は毎回5名様くらい。メールで予約ください。
 毎回内容が違いますので、連続の予約も出来ます。
 ぜひ、参加してください。ご応募お待ちしております。
 今回は、見学者も5名様、募集します。

 お問い合わせ、申込みは nobu@shincyo.com までよろしくお願いします。

■――張春祥の独り言―――――――――――――――――――――――■

  このメルマガが皆さんに届く頃、岡山にいます。10日まで。オペレッタ
 「モモタロウ」がとうとう本番です。

 鬼の振り付けを中心につくったので、大鬼のジェームス小野田さんは、た
 いへんだったと思いますがさすがプロ、振りを覚えるのがすごく早くて関
 心しました。

 安達祐美ちゃんは売れっ子で忙しくて最初の頃なかなか稽古に来てくれな
 いので、不満に思ってたら最後の方にたくさん来てくれて、人の2倍くら
 い稽古に打ち込んで、すっかり上手になりました。
 3月の新潮劇院の公演も見に来てくれるって言ってるけど、ちゃんとくる
 かなぁ?忘れたら、また京劇の特訓だと言って脅かしてやろう。

                             張春祥

■――編集後記――――――――――――――――――――――――――■

  おたくのメルマガ、いったい何日発行なのぉ!とお叱りの言葉をいただ
 きそうな編集長でございます。

 今月は自主公演のチラシ作りに手をとられてこうなってしまいました。ま
 ことに申し訳ありません。

 でも、おもしろいネタ探しには手間を惜しまない番頭です、どうか皆さん、
 懲りずに続けて見てくださいね。

                         編集長 延どん

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