2009年 京劇公演「安天会 ~孫悟空 天界大暴れ~」

おかげさまをもちまして5/23の新宿公演は満席となりました!
ご好評にお応えして、7月に追加公演を決定いたしました。
場所は新宿より電車で1本!駅前!の烏山区民センターです。

2009年7月4日(土)
開場 17:30/開演18:00

烏山区民センター ホール(京王線「千歳烏山」駅前)
※上演演目は「安天会」「除三害」になります。

<出演>
張春祥、馬征宏、殷秋瑞、侯偉、張冠玉、陳浩、
チャン・チンホイ、張皎月、張烏梅、他

<楽師>
洪鋼、金虹、許佳 他

[前売]
S席:4,500円
A席:4,000円

※世田谷区民は各200円引
※当日券は各500円増
☆5/23のチケットご購入の方は、上記から更に500円引き☆
お申し込みはこちら


☆ S席残りわずか ☆
空席情報



2009年 京劇公演「安天会 ~孫悟空 天界大暴れ~」チラシ
チラシ表> <チラシ裏
(※PDF)
<写真(クリックで拡大)>
京劇「安天会」より 孫悟空京劇「安天会」より 小猿京劇「安天会」より 天軍
◆除三害(じょさんがい)◆

幼い頃に両親を亡くした「周処(しゅうしょ)」は、きちんとした教育をうけられず乱暴者に育ち、周りの人々からは、山に住む虎、水に住む蛟(みずち)と合わせて「三害」と呼ばれていました。

「周処」の無法ぶりに手を焼いた人々は「周処」を処罰するよう 上申します。しかし、新任の太守「王澹(おうたん)」は、彼にまだ公正の見込みがあると思い、老人に扮して言葉巧みに説得するのでした…。  

「張春祥」と「殷秋瑞」の二人芝居です。  
ベテラン二人で織り成す舞台をお楽しみいただけます!

「王澹」が不良を公正させるまでの手腕、とくとご覧ください。
除三害 周処(しゅうしょ)
以下、5/23の公演情報となります。

2009年5月23日(土)
開場 17:30/開演18:00

四谷区民ホール(生演奏、全席指定、字幕付)

出演:張春祥、盧思、馬征宏、殷秋瑞、侯偉、張冠玉、陳浩、
チャン・チンホイ、張皎月、張烏梅、他
※于躍は怪我により降板となりました。楽しみにされていた方には申し訳ありません
※一部キャストが変更となりました。詳細は右側の「チラシ裏」リンクをご参照ください

楽士:洪剛、許佳、金虹、李海波、他
照明:斉藤茂男(シアタークリエィション)
監修・衣装協力:李墨
(早稲田大学演劇研究センターGCOE 客員講師)


[前売]
S席:5,500円 / A席:5,000円 / B席:4,500円(完売)
※新宿区民は各200円引
※当日券は各500円増
※座席の割振は下記のPDFをご参照ください。
http://www.shincyo.com/image/2009_05/zaseki.pdf


2009年 京劇公演「安天会 ~孫悟空 天界大暴れ~」チラシ

チラシ表> <チラシ裏

◆浄(隈取)の名優『殷秋瑞』出演決定

「殷秋瑞」に出演していただけることになりました。

これで、京劇のメインとなる4役が、

生(男) :張春祥
旦(女) :盧思
浄(隈取):殷秋瑞
丑(道化):馬征宏


と、在日京劇役者、最強の布陣となりました!!
名優四人が揃うのは「孫悟空vs白骨精」以来!

このチャンスをお見逃しなく!!

張春祥
<張春祥>
盧思
<盧思>
殷秋瑞
<殷秋瑞>
馬征宏
<馬征宏>

◆遊龍戯鳳(ゆうりゅうぎほう)◆


別名『梅龍鎮(メイロンジェン)』とも言います。

日本はもちろん中国でもあまり上演されることの
ない演目ですが、巨匠チェン・カイコー監督の
新作映画『花の生涯 ~梅蘭芳~』でも、
劇中劇として重要なシーンに使用されていますので、
今回、特別上演を英断!!

監督ともお会いして応援をいただきました☆
陳凱歌と張春祥
<陳凱歌監督と張春祥>

盧思



中国『明』の時代に『武宗』という型破りの青年皇帝がいました。 あるとき『武宗』はお忍びで遊びに行きますが、そこで旅館の娘である『鳳姐』に一目ぼれしてしまいます。

すっかり虜になった『武宗』は『鳳姐』に言い寄り、あれこれちょっかいを出します。『鳳姐』は『武宗』を邪険に扱いますが『武宗』は逆にそこが良い!と気に入ります。

最後に自らの身分と気持ちを打ち明け『鳳姐』を正式に妃として宮中に迎え入れるのでした。

ほぼ全編が2人の役者によって繰り広げられます。 派手な動きが少なく、役者には十分な歌唱力と表現力が求められます。


◆安天会 ~孫悟空 天界大暴れ~◆


日本でもおなじみ『孫悟空』が、
まだ三蔵法師と出会う前、
まだ暴れん坊なころのお話です。

『孫悟空』のいたずらにすっかり手を焼いている
天界の神々は『孫悟空』に天界での役職を与え、
おとなしくさせようと考えました。


最初に与えられた役職は厩舎の管理人。

最初は役職をもらえて大喜びの『孫悟空』ですが、
実は低い身分であることを知り、怒ります。

最後には上司である馬王をコテンパにしてしまいます。


次に与えられた役職は桃園の管理人。

ここでも桃を取りに来た天女たちから、
天界の宴に自分が呼ばれていないことを知り、怒ります。

準備中だった宴会場をめちゃくちゃにし、
その上、たまたま立ち寄った『太上老君』の館で、
不老長寿の霊薬『金丹』をすべて盗み食いしてしまいます。

『孫悟空』の暴れぶりに怒った天帝は
天兵10万の軍勢に孫悟空退治を命じ、
『孫悟空』と神々との大立ち周りが始まります。

日本でも人気の『孫悟空』が見せる
豊かな表情や、派手なアクロバット。
さまざまな天界の神々のキャラクターや
扮装、立ち回りなど、 見所が満載の演目です。

特に最初の『御馬官』部分は
日本ではあまり上演されない珍しい演目です。



<登場人物紹介>
※順次追加していく予定です。お楽しみに☆※
孫悟空(そんごくう)
孫悟空
(そんごくう)


「花果山」にあった石から生まれた猿。
「花果山」に住む猿たちの王。

仙人の元に弟子入りし、 「孫悟空」の名前と
觔斗雲(きんとうん)の術」をはじめとする、
72の仙術を身につける。

その後、武器を求めて龍宮に行き、
大暴れの末、龍王の元から如意棒を奪う。

その罪で地獄に送られたが、そこでも大暴れ。
生者の寿命を書き記してある閻魔(えんま)帳から
自分の名前を消してしまう。

この暴れぶりに手を焼いた天界の神たちは、
孫悟空をおとなしくさせるために、
天界の馬番として召抱えることにしたが…
托塔李天王(たくとうりてんのう)
<托塔李天王>
(たくとうりてんのう)

天兵の総司令を務める。
仏教における「毘沙門天」。
左手には常に宝塔を捧げ持つ
哪吒太子(なたたいし)
哪吒太子
(なたたいし)

「托塔李天王」の第三太子。
「風火二輪」という車輪に乗って空を飛び、投げ輪状になっている武器「乾坤圏」や、火を噴く槍「火尖鎗」など、 数多くの武器を操る。
巨霊神(きょれいしん)
巨霊神
(きょれいしん)

巨体を持った、黄河の神。
顔の2つあるメイクが特徴的。
天軍の先鋒をつとめ、「宣花斧」という武器を操る。
青龍(せいりゅう)
青龍
(せいりゅう)

「四神」と呼ばれ、世界の四方向を守る聖獣の一柱。東方を守護する神獣。
白虎(びゃっこ)
白虎
(びゃっこ)

青龍と同じく、世界の四方向を守る聖獣「四神」の一柱。西方を守護する神獣。
羅猴(らこう)
羅猴
(らこう)

日食、月食を引き起こす暗黒星の神。
猿つながりのせいか、孫悟空へのライバル心は満点。