2010年12月 世田谷区後援『京劇』

これぞ京劇の真髄!『骨子老戯(古典の名演目)』三本立て!
チケット完売となりました!ありがとうございます。

2010年12月 世田谷区後援『京劇』イメージ
2010年の最後にお届けする新潮劇院の京劇公演は
”骨の髄まで染み込むほどの名古典”を意味する
『骨子老戯(グージーラオシー)』
をテーマに珠玉の戯曲3本を選びました。
ぜひ、京劇の真骨頂を体感してください。

また、京劇研究の第一人者加藤徹先生による
京劇レクチャー付き。この機会をお見逃しなく!!



2010年12月19日(日)
開場 15:30/開演16:00

世田谷区 玉川区民会館ホール
(東急大井町線・等々力駅より徒歩1分)

<出演>
張桂琴、盧思、殷秋瑞、程孫耘、馬征宏、候偉、張冠玉、
張菊会、張烏梅、張春祥、他

<楽師>
洪鋼、金虹、許佳、関潔沁、他

<京劇レクチャー>
加藤徹(明治大学教授)
[京劇に関するホームページ 京劇城はこちら ]

[前売]
一般:4,800円
世田谷区民:4,300円
高校生以下:2,000円

※当日券は各500円増

悟空倶楽部
悟空倶楽部会員は特別価格4,000円にて販売



2010年12月 世田谷区後援『京劇』チラシ
状元譜(じょうげんふ)

子に恵まれなかった富豪の『陳伯愚』は、
幼くして両親を失った甥の『陳大官』を引き取り、
本当の息子のように大切に育てました。
しかし『陳大官』は大人になると家を出て
博打や色事にうつつを抜かすようになり、
物乞いにまで落ちぶれてしまいます。
再び伯父に助けを求める『陳大官』でしたが…

日本初上演の演目で、「孝の心」「家族の絆」
主題とした心温まる世話物です。

厳しさと寛大さを兼ね備えた『陳伯愚』を演じる
主宰『張春祥』と、新潮劇院初出演となる
京劇俳優『程孫耘』『張菊会』による
絶妙な掛け合いをお楽しみください。


京劇 状元譜

貴妃酔酒(きひすいしゅ)

京劇 貴妃酔酒

世界三大美女と謳われる唐代の皇妃『楊貴妃』
彼女が訪れぬ皇帝を待ちわびながら、
酔い溺れる様を描きます。

女形の名優『梅蘭芳』の代表作としても有名な演目で、
刻一刻と揺れながら変化する女心の美しさを
高度な舞いと歌で表現する芸術性の高い作品です。

新潮劇院創成期から花形を務め、
国宝級の京劇女形『張君秋』を祖父に持つ『盧思』
傾国の美女『楊貴妃』を演じ、お付きの宦官として
普段は主演を務める『馬征宏』と小生を専門とする
『程孫耘』が 脇を固める豪華布陣となっております。

打焦賛(だしょうさん)

北宋王朝に仕える楊家一族の盛衰を描いた
中国で有名な歴史小説「楊家将演義」の一節。

援軍を呼びに行った将軍『孟良』
彼が連れ帰ってきたのは、
可愛らしい召使いの女の子『排風』でした。
『排風』は実は棒術の達人なのですが、
そうとも知らない将軍『焦賛』
「納得がいかない!」と騒ぎだして
『排風』と腕試しをすることになります…

京劇の基本要素が盛り込まれた喜劇で、
初心者の方から京劇通まで
幅広く楽しむことができます。
小柄な少女と隈取りとの大立ち回りは、
観劇後に心地よい爽快感が残ります。

『排風』を演じるのは『穆桂英』などの主演で
お馴染の『張桂琴』。対する『焦賛』は『張春祥』
他の出演者も『殷秋瑞』『侯偉』
熟練メンバー揃いで大トリの演目を盛り上げます。

京劇 打焦賛