杜康酒と三国志~曹操・孔明の京劇公演とトークショー(2023.12.25)
申込期間延長!
お席に若干の余裕がありますので、申込期間を延長しました。歴史の駅「杜康酒と三国志」係(080-5013-3355 平日10:00-16:00)までお電話、または高輪区民センター窓口まで
かの曹操も愛飲した古酒・杜康(とこう)を軸に三国志の名場面や酒食について語るトークショー。また、京劇演目から曹操が歌う「短歌行」と、諸葛孔明が風を呼ぶ「借東風」を実演致します。12/19(火)が申込締切。多くのご参加お待ちしております。
イベント情報
杜康酒と三国志~曹操・孔明の京劇公演とトークショー
日時
2023年12月25日(月)開場18:00/開演18:30/終演20:30予定
会場
港区立高輪区民センター 区民ホールトークショー
加藤徹(明治大学教授)上永哲矢(歴史Writter/紀行作家)京劇出演
張春祥、殷秋瑞、他京劇レクチャー講師
張烏梅定員
200名(先着順)※未就学児入場不可
参加費
2,000円(当日現金払い)主催
NPO法人 歴史の駅、一般社団法人 日中酒道協会共催
高輪区民センターお申込み
電話または高輪区民センター窓口にて事前予約お問い合わせ先
NPO法人 歴史の駅「杜康酒と三国志」係TEL:080-5013-3355(平日10:00-16:00)
「短歌行」について
曹操が残した人材登用への意欲を詠んだ漢詩ですが『三国志演義』では「赤壁の戦い」に際して酒を飲みながら歌っており、京劇もこれに則って同じ場面で歌唱をします。「人生は短いのだから、楽しめる時にこそ楽しむべきだ」という内容で始まり、「何以解憂,唯有杜康(どうやって憂いを解こう、ただ杜康あるのみ)」というフレーズが登場します。
「借東風」について
「赤壁の戦い」の折、魏の大船団に火計を用いるために東からの突風が必要でした。軍士でありながら妖術も使える諸葛孔明は小高い丘に陣を組んで祈祷をし、風を呼び込みます。この場面での唱は京劇屈指の名曲となります。
プロフィール
曹操:殷秋瑞(いん しゅうずい)
10歳より京劇俳優養成の最高機関である中国戯曲学院で学ぶ。19歳で学院を卒業後、中国戯曲学院実験京劇団を経て中国京劇院俳優として活躍。来日後は俳優として活動する傍ら京劇指導も行う。専門は隈取役の 「花験 (ホワリェン)」 。
諸葛孔明:張春祥(ちょうしゅんしょう)
新潮劇院主宰。一般財団法人日本京劇振興協会代表理事。祖父の代から京劇を家業とする京劇一家に生まれ、自身も北京京劇院に13年間所属。イギリス・ポーランド・オーストラリアなどの海外公演で主演を務め好評を博した。1989年来日後は、中島みゆき「夜会」、蜷川幸雄演出・東山主演「さらばわが愛・覇王別姫」、宝塚歌劇団「蒼穹の昴」などをはじめとして、舞台、ミュージカル、TV、映画、振り付け、立ち回り指導、ワークショップなどで活躍。1996年から京劇団「新潮劇院」を主宰する
トークショー・加藤徹(かとう とおる)
明治大学教授。1963年、東京生まれ。京劇研究の第一人者として、日本はもとより中国でも定評がある。2002年『京劇』でサントリー学芸賞受賞。主著に「京劇」(中公叢書)「梅蘭芳 世界を虜にした男」(ビジネス社)「絵でよむ漢文」(朝日出版社)など。NHKラジオ中国語講座の講師を歴任。
■ホームページ [京劇城]
トークショー・上永哲矢(うえなが てつや)
歴史文筆家・紀行作家。神奈川出身。日本史・中国史をテーマに全国各地の城や史跡・温泉地を取材。主に歴史コラムやルポルタージュを雑誌「歴史人」「時空旅人」、時代劇の劇場プログラムなどに寄稿。著書に『戦国武将を癒やした温泉』(天夢人/山と渓谷社)、『三国志 その終わりと始まり』(三栄)、『高野山 その地に眠る偉人たち』(三栄)など。
京劇レクチャー・張烏梅(チャン ウーメー)
日本人京劇俳優。新潮劇院京劇教室設立時からのメンバー。主宰・張春祥に師事。「文丑(ぶんちゅう:会話専門の道化役)」として舞台出演をする傍らプロデュース、制作、楽曲作成、演出など団体運営全般を統括する。司会進行・京劇レクチャーも担当。奥深い知識を道化役らしい軽妙な語り口で解説し、初心者にもわかりやすいと毎回好評を博している。一般財団法人 日本京劇振興協会 常務理事。