覇王別姫~能楽と京劇 日中ユネスコ無形文化遺産の融合~
有料動画配信中
https://vimeo.com/ondemand/nohpekingopera
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴うイベント情報
- 劇場公演におけるCOVID-19感染防止対策を掲載しました。(2020.08.26)
- 現段階では満席となっております。当日券につきましては10/18(日)の10:00~12:00にお電話にて080-3486-3352までお問い合わせください。(2020.10.14)
- 感染拡大によるイベントの開催制限解除から1カ月過ぎたことを鑑み、入場人数を130席での実施とさせていただきます。(2020.10.14)
- また状況が変わりましたらホームページ、SNSにて告知致します。
京劇俳優の張春祥・張桂琴と能楽師の西村高夫が新たなるアジア伝統芸能を確立していく活動の3回目。今回は初めて能舞台での新編上演。令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演。
公演情報
覇王別姫~能楽と京劇 日中ユネスコ無形文化遺産の融合~
日時
2020年10月18日(日)開場 13:00 / 開演 13:30 / 終演 15:00
※自由席
会場
銕仙会能楽研修所 本舞台出演
張春祥、張桂琴、西村高夫上演前レクチャー
加藤徹(明治大学教授)スタッフ等
照明:山口洸(株)シアタークリエイション後見:清水 寛二
協力:銕仙会
演出:張春祥
能楽監修・指導:西村高夫
企画・制作:梅木俊治
チケット
一般:4,000円 学生:1,500円助成
独立行政法人日本芸術文化振興会公益財団法人大阪コミュニティ財団(片山千歳古典芸能振興基金)
コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金(J-LODlive補助金)
後援
中国大使館 文化部その他
※令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演※J-LODlive補助金により、後日無料動画配信予定です。
企画概要
日本の伝統芸能「能楽」と中国の伝統芸能「京劇」。
どちらもユネスコ無形文化遺産に登録されたアジア伝統芸ながら、かたや能面をつけ、ゆったりと神秘的な「幽玄」の様相を見せる『静』。
かたや派手な衣装と化粧で、銅鑼が鳴り響く中激しく立ち回る『動』。
その相反する性質をあえて融合させることで、新たなアジア伝統芸術を創造するプロジェクトです。
演目は能楽と京劇の双方に存在する「項羽と虞姫」の物語を題材とした新編となります。これまでの2回はホール舞台にて照明効果を使った神秘的な舞台を創造しましたが、3回目となる今回は能楽の拠点である「能舞台」にて「和」により沿った新演出によって幽玄を表出します。上演前には能楽・京劇についてのレクチャーあり。
公演履歴
- 2017年5月13日 成城ホール
- 2015年1月31日 テアトルフォンテ
平成26年度テアトルフォンテ・アズビル・アワード芸術文化活動支援制度対象事業
演目情報
京劇「覇王別姫」
「覇王別姫」は、かつての女形の名優「梅蘭芳」のために創られた京劇を代表する名演目です。中華の覇権を争った「項羽と劉邦」の物語より『四面楚歌(しめんそか)』の故事でも有名な項羽と后・虞姫の別れの場面を描いたものでチェン・カイコー監督の映画「さらばわが愛、覇王別姫」でもモチーフとして用いられ、一躍有名となりました。
能「項羽」
草刈り男が出会った老船頭は船賃として一本の花を所望します。実はこの老船頭は項羽の霊であり、花は項羽の后・虞氏の墓から咲き出たと言われる“虞美人草”。そのことを知った草刈り男が項羽を弔っていると、項羽と虞氏の亡霊が現れ、繰り返される最期の日の記憶を明かしはじめます。
上演前レクチャー
演目上演演前に日中伝統芸能様式の特徴や見所などを、日本における京劇研究の第一人者であり日本の伝統芸能にも造詣のある加藤徹先生にレクチャーしていただきます。
加藤徹(かとうとおる)
明治大学教授。1963年、東京生まれ。2002年『京劇』でサントリー学芸賞受賞。主著に「京劇」「梅蘭芳 世界を虜にした男」「絵でよむ漢文」など。
■ホームページ [京劇城]