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張君秋 生誕100周年記念京劇レクチャー・シンポジウム(2020.12.09)

張君秋 生誕100周年記念京劇レクチャー・シンポジウム
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張君秋 生誕100周年記念京劇レクチャー・シンポジウム

新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴うイベント情報

張君秋 生誕100周年記念京劇レクチャー・シンポジウム実施に向けて計画を進めてまいりましたが、COVID-19感染拡大防止体制が続いておりますので中止とさせていただくことを決定いたしました。楽しみにされていたところに誠に申し訳ありません。(2021.06.08)

2021年1月に東京都・中野区にて開催される張君秋生誕100周年記念年京劇公演に先駆け、名優・張君秋に関するレクチャー・シンポジウムを開催致します。京劇の代表的な流派のひとつである『張派』の特徴と魅力を、日本における京劇研究の第一人者である明治大学教授・加藤徹先生がご紹介します。

また、日本画家で京劇俳優でもある張君秋の孫・盧思による京劇の歌唱実演と、中国の研究機関の代表である張君秋京劇芸術研究会会長・張学浩氏を交えてのシンポジウムを開催いたします。

イベント情報

日時(予定)
2020年12月9日(水) 13:30~15:00
会場
中国文化センター(東京都港区)
定員
30名
参加費
無料 ※要事前申込
レクチャー講師
加藤徹(明治大学教授)
シンポジウム登壇予定
加藤徹(明治大学教授)
盧思(京劇俳優)
張学浩(張君秋京劇芸術研究会[ZOOM参加])
後援
中国大使館文化部、中国文化センター
張君秋
張君秋
京劇レクチャー(明治大学教授・加藤徹)
京劇レクチャー(明治大学教授・加藤徹)


張君秋(張派)の特徴

張君秋(1920-1997)
張君秋(1920-1997)

張君秋は1920年北京生まれ。「嬌(愛嬌)媚(チャーミング)脆(澄む)水(明るい)」の特徴を持つ天性の声を備え、穏やかながら華麗なオーラのある女形でした。その歌声は「甜润清新(甘く潤い)」「高低随意(高い声と低い声を使いわけ)」「舒展自如(伸び縮みも自在)」と評されました。

張君秋は伝統を守りながらも新しさを追求し、強さと柔らかさをうまく融合することで、新しい優雅な明るい歌い方を生み出しました。ここには、かつての「四大名旦(四人の名女形)」である梅派の華麗なオーラ、尚派の強さ,程派の軽やかさ,荀派の優雅さの全てが集約されています。更には古典である雑劇や昆曲といった地方劇の良い部分も取り込んで「張派」として確立します。

「張派」の代表演目・京劇「泰香蓮」「状元媒」「西廂記」
「張派」の代表演目・京劇「泰香蓮」「状元媒」「西廂記」

現在も張派の俳優たちは全国に多数おり、張君秋の代表作である京劇演目は、今では張派の歌唱方法での演出が主流となって、人気演目として今でもよく上演されます。生誕100周年となる2020年には師弟・家族による記念公演が中国で盛大に開催されました。

中国での張君秋生誕100周年記念公演
中国での張君秋生誕100周年記念公演


講師・登壇者紹介

加藤徹(かとうとおる)
加藤徹
加藤徹

明治大学教授。1963年、東京生まれ。2002年『京劇』でサントリー学芸賞受賞。主著に「京劇」「梅蘭芳 世界を虜にした男」「絵でよむ漢文」など。

■ホームページ [京劇城]

盧思(ろし・ルースー)
京劇俳優・盧思
京劇俳優・盧思

京劇俳優・日本画家。国宝級の京劇女形・張君秋の孫。幼い頃から祖父の影響を受け、12歳で中国戯曲学院京劇入学、在学中から多くの公演に参加し、1988年9月には中国京劇院の一員として訪日公演も主演。

1997年10月来日後は新潮劇院の京劇公演に出演する傍ら日本画家としても活躍。専門は可愛らしい少女役の「花旦(ホワダン)」

張学浩(ちょうがくこう・ジァンスエハオ)
張学浩
張学浩

張君秋の四男。浙江省京劇団にて「武生(ウーション・立ち回る二枚目役)」を務めた。中国文化部承認の機関「張君秋京劇芸術研究会」会長として資料を編纂し後代へ伝統を継承・発展させるべく活動をしています。生誕100周年となる 2020年には張派師弟・家族による記念公演を中国で盛大に開催しました。



シンポジウム会場

中国文化センター

中国文化センター 地図
住所

港区虎ノ門3-5-1 37森ビル1F

交通アクセス

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅A2出口より徒歩2分
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅2番出口より徒歩7分

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