梅蘭芳 生誕130周年記念京劇公演
伝統様式に豊かで新しい感性を取り入れ、現在の京劇様式を創造し、中国伝統芸能「京劇」の素晴らしさを世界中に広めた偉大な伝説の女形・梅蘭芳。その生誕130周年を祝して、上海青年京昆劇団が初訪日。在日京劇団・新潮劇院とともに梅蘭芳の代表作から珠玉の名作を厳選してお届け。梅蘭芳の華麗な演技と独特の美しさが再び舞台で蘇ります。ぜひこの機会に、京劇の至高の芸術と梅蘭芳の遺産を体感してください。
イベント情報
梅蘭芳 生誕130周年記念京劇公演
本公演日時
東京公演
※日程ごとに開演時間が異なりますのでご注意ください。〇2024/10/15(火) 18:30開場 / 19:00 開演
[演目]天女散花・貴妃酔酒・宇宙鋒
〇2024/10/16(水) 17:30開場 / 18:00 開演
[演目]牡丹亭・覇王別姫・宇宙鋒
大阪公演
2024/10/19(土) 16:30 開場 / 17:00 開演[演目]牡丹亭・覇王別姫・宇宙鋒
※全席指定、字幕付き
※6歳以下の入場不可
※各回上演時間は約2時間を予定
初心者向け 京劇レクチャー
東京公演
〇2024/10/15(火) 17:30~18:00※開場は開始の15分前
大阪公演
2024/10/19(土) 15:50~16:20※開場は開始の10分前
会場
東京公演
四谷区民ホール(新宿区)大阪公演
クレオ大阪東 ホール(大阪市城東区)出演
上海青年昆京劇団
于瑜、王可汗、樊興宇、曹健※10/11 キャストに変更がありました。
新潮劇院
張桂琴、劉妍、劉東風、程孫耘、石山雄太、樋口理世、郭江、張春祥、他総合司会
加藤徹(明治大学教授)盧思(京劇俳優・日本画家)
司会
張烏梅スタッフ
照明:山口洸(office soup)音響:長柄篤弘(ステージオフィス)
字幕:安藤弘人
演出
張春祥主催
新潮劇院/一般財団法人日本京劇振興協会助成
独立行政法人 日本芸術文化振興会チケット
東京公演
特別席 10,000円、S席8,000円、A席(2階) 6,000円、学生(2階) 4,000円
[2日間通し券]
特別席:16,000円、S席:12,000円
大阪公演
特別席 8,000円、一般 6,000円、学生 3,000円初心者向け 京劇レクチャー
参加費 1,000円特典
良席確保
中央ブロック1~6列目を確保します。列のご希望がある場合は「備考欄」にご記入ください。初心者向け京劇レクチャー参加費込
東京公演
10/15(火) 17:30~18:00※開場は開始の15分前
大阪公演
10/19(土) 15:50~16:20※開場は開始の10分前
ステージツアー
舞台衣装や小道具などをご紹介します。東京公演
10/16(水) 16:45~17:15※開場は15分前
大阪公演
10/19(土) 15:10~15:40※開場は15分前
公演パンフレット
当日受付販売のものを公演当日にお渡しします。ステッカー
本公演のデザインステッカーをお渡しします。梅蘭芳について
梅蘭芳(メイランファン)は1900年前半に活躍した女形(女性役を演じる男性)の名優で、現在の京劇様式で主流となっている梅派の創始者です。
1894年、「同光十三絶(同光年代の13人の名優)」の一人である梅巧玲を祖父に持ち、父親も女形、叔父も胡弓奏者という梨園の家柄に生まれました。
4歳で父親を亡くし、8歳のときについた最初の師匠には「憶えが悪い」見放されるも、女形を学び始めるとメキメキと頭角を現し、1904年に昆曲「長生殿」の織女役で初舞台を踏みます。
成人になってからは現代京劇の新作を上演したり、伝統的な化粧や髪型に工夫を加えたり、舞台に初めてスポットライトを導入したりと革新的な舞台を次々創作するようになり、1919年には京劇界初となる海外公演(日本・アメリカ・ソ連)を行って、京劇の素晴らしさを世界中に認知させることに成功します。
1927年に雑誌『順天時報』にて「四大名旦(四人の名女形)」の首位に選出されてからも、数多くの新作京劇を生み出し、各地での海外公演も実施、唯一無二の俳優として活躍し続けました。
年を重ねてからは後進の育成にも努め、その技術は同じく女形である息子の梅葆玖をはじめ、多くの京劇俳優たちに継承されています。
同じアジア文化圏である日本とは交流は深く、3度の来日公演を実施しています。関東大震災に見舞われた際には直ちに北京でチャリティー公演を行い、帝国劇場の修復に義援金1万元を寄付。修復工事が完成した1924年に再訪日して歌舞伎俳優とともに15回の舞台をこなし、収益はすべて日本の被災地に寄付しました。戦後、日中国交正常化前の1956年にも来日。途絶えていた日中文化の交流を促進し、後の日中国交正常化を後押ししました。
梅蘭芳 関連の書籍など
梅蘭芳ー世界を虜にした男
京劇公演でも上演前レクチャーを担当している明治大学教授・加藤徹の代表著書。読みやすく、情報量も豊富でおススメです。
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花の生涯 梅蘭芳
梅蘭芳の代表演目をテーマにし、レスリー・チャン主演で世界中の話題を集めた映画「さらばわが愛、覇王別姫」。監督したチェン・カイコーは後に梅蘭芳を主人公にした伝記映画も撮影しました。長編ですが、史実に沿いながらもエンターテイメント性を取り入れた良作です。DVDやU-NEXTでご視聴が可能です。AMAZONの取扱ページへ U-NEXTの取扱ページへ
上海青年京昆劇団について
上海青年京昆劇団は、2006年に中国伝統芸能「京劇」と「昆曲」を未来へ継承するために設立されました。上海戯劇学院の優秀な学生や教師、全国から集まった才能が一体となり、実践的な舞台活動を展開。京劇の伝統演目『楊門女将』『烏龍院』『勘玉釧』や昆曲の名作『牡丹亭』『尋親記』、さらに『大唐貴妃』などの改編作品を上演し、上海の京昆舞台に「青春の風」を吹き込みました。革新と伝統を両立させ、中国文化の魅力を発信する若手アーティスト主導の活気あふれるステージに、ぜひご期待ください。
演目紹介
覇王別姫(はおうべっき)
戯曲家・斉如山が京劇演目「楚漢争」を梅蘭芳のために改編し「四面楚歌」の故事で有名な場面をクローズアップした名作。1922年に北京で初演を迎えると、その悲哀ある物語性と「夜深沈(イエシェンチェン)」という曲に乗せた見事な剣舞との組み合わせが絶賛されました。
後にチェン・カイコー監督の映画「さらばわが愛、覇王別姫」のモチーフとして用いられ、広く一般に京劇を広めるきっかけともなり、日本でも蜷川幸雄演出・東山紀之主演の舞台演目としても上演されました。
あらすじ
中国を統一した秦の始皇帝が亡くなった後、覇権を争った二人の英雄「項羽」と「劉邦」。覇王・項羽は戦場では無敗を誇る勇将でしたが、謀略や情報戦で劉邦側に負け、とうとう垓下(がいか)の地で包囲されます。最期が近いことを知った「項羽」は軍営の中で妃である「虞姫」と別れの杯を交わします。
虞姫:張桂琴(ちょうけいきん)
中国戯曲学院大学演劇学科卒業、同大学院を修了。山西省京劇団で京劇俳優として活躍する一方、14年間にわたり母校演劇科の教員を務め、日本や韓国でも京劇の特別講師を務める。新潮劇院では研修生専任の講師。専門の役柄は文武を兼ね備えた難役である「刀馬旦(ドウマダン)」。
項羽:張春祥(ちょうしゅんしょう)
新潮劇院主宰。一般財団法人日本京劇振興協会代表理事。祖父の代から京劇を家業とする京劇一家に生まれ、自身も北京京劇院に13年間所属。イギリス・ポーランド・オーストラリアなどの海外公演で主演を務め好評を博した。1989年来日後は、中島みゆき「夜会」、蜷川幸雄演出・東山主演「さらばわが愛・覇王別姫」、宝塚歌劇団「蒼穹の昴」などをはじめとして、舞台、ミュージカル、TV、映画、振り付け、立ち回り指導、ワークショップなどで活躍。1996年から京劇団「新潮劇院」を主宰する
馬童:石山雄太(いしやまゆうた)
東京生まれ。小学生のとき、中国から来日した京劇団の公演で孫悟空を見て以来、京劇に魅了され、中国トップの京劇院・中国京劇院(現・中国国家京劇院)に入団し、京劇界初となる外国人(日本人)の京劇俳優となる。2008年、北京京劇院日本公演「西遊記~無底洞の巻」に孫悟空役で主演。現在は中国・日本の両国で活躍している。2017年より立教大学兼任講師を務める。
貴妃酔酒(きひすいしゅ)
「梅派」の代表作。各地方劇にも現存する古典的な京劇戯曲ですが、梅蘭芳は路三宝よりこの演目を学ぶと独自の改良を加え、寵姫としての気品あるふるまいと後宮で皇帝を待ちわびるしかない女性としてのやるせなさという複雑な心理を歌唱、舞踊で表現し、風格ある演目に昇華しました。
1919年の海外公演でも各地で上演され「ペキン・オペラ」としての存在感を世界にアピールしました。口に盃をくわえたまま大きくブリッジする「下腰(シャーヨウ)」という技が最大のみどころです。
あらすじ
唐代の皇妃・楊貴妃は玄宗皇帝と酒宴の約束を取り交わしたものの、皇帝は約束を忘れて別の女性が待つ宮へ行ってしまいます。知らせを受けた楊貴妃は嫉妬のあまり一人で酒を飲み、大いに酩酊すると一人寂しく宮へ帰っていきます。
楊貴妃:劉妍(りゅうけん)
瀋陽京劇芸術専門学校卒業後、瀋陽京劇団に入団。遼寧省首回コンテスト「最優秀演劇賞」、遼寧省第二回戯劇薔薇賞「最優秀賞」など数々の賞を受賞。1992年残留孤児二世として日本に帰国。
高力士:劉東風(りゅうとうふう)
1981年国立中国戯曲学院卒業後、北京京劇院に入団。国内外で主役を務める。1990年来日。立ち回りから道化役まで幅広くこなし、特に孫悟空役としての表情、身のこなしなど、難度の高い技には定評がある。また、「変面」という、一瞬にして顔を変える絶技を持つ。
裴力士:程孫耘(ていそんうん)
上海戯曲学院卒。在学中に演じた「呂布問探」の呂布役は高い評価を得て、学院保存演目の一つとなる。 卒業後、上海京劇院にて数多くの主役をつとめ、 1993年来日。専門は美少年役である「小生(シャオション)」。
宇宙鋒(うちゅうほう)
こちらも各地方劇にも現存する古典的な京劇戯曲ですが、1928年に新編劇として上演されると大絶賛され、梅蘭芳の代表作となりました。1955年の舞台生活50周年記念の折には「覇王別姫」「貴妃酔酒」などとともにカラー映画として収録されました。
京劇の主旋律の一つである「二黄(アーファン)」に乗せた唱と、抗いがたい権力を前に、髪を振り乱して狂気を演じる様がみどころ。今回来日する上海青年京昆劇団のメンバーが主演を務めます。場面としては皇帝が趙艶蓉を見染めるところからの上演ですが、長編としては日本初上演となります。
あらすじ
秦の二世皇帝・胡亥の治世。権勢を振るっていた趙高は、自分に反目するものを見定めるため、諸侯がいる場にて、わざと皇帝に鹿を「馬です」と言って献上しました。皆が趙高を恐れて「馬ですね」と答える中、忠臣の匡洪だけは「鹿だ」と答えます(馬鹿の語源としての説のひとつ)。
趙高は匡洪が皇帝から賜った剣「宇宙鋒」を盗み出すと、それを使って刺客にわざと皇帝を狙わせ、匡洪に皇帝暗殺未遂の罪を着せます。匡洪の息子・匡扶の元に嫁いでいた趙高の娘・趙艶蓉は密かに匡扶を逃がしてから、父の元へと戻ってきました。
その後、趙高の家を訪れた胡亥は趙艶蓉の美しさを見て、後日後宮に入れるように趙高に命じます。引き離された夫を思い、従うのを良しとしなかった趙艶蓉は、口がきけない乳母の教えに従って発狂を装い、皇帝を前に指さして大いに罵り、それを信じさせるのでした。
趙艶蓉:于瑜
上海戯劇学院戯曲学院2023年度京劇表演専攻の学生で、上海青年京昆劇団の俳優。青衣(若い女性の役)を専門とする。沈繆琅、陸義萍、陳淑芳、王維艱、周百穂などに師事。
2020年、上海児童戯曲「小白玉蘭」賞受賞。2023年、第27回「中国戯曲小梅花荟萃」にて小梅花称号を受賞。さらに、上海戯劇学院「青年京昆劇団」優秀人材育成プロジェクトに選出され、同学院の優秀生徒計画にも選ばれている
秦王:王可汗
上海戯劇学院戯曲学院2021年度京劇表演専攻の学生で、上海青年京昆劇団の俳優。老生(年配の男性役)を専門とする。張少春、楊淼、張克、于翔、李軍、郭毅、馬少良などに師事
2019年、全国職業技能大会で三等賞を受賞。2022年には「青年京昆劇団」優秀人材育成プロジェクトに選ばれ、2023年には中国京劇基金会「未来之星」プロジェクトにも選出された。
趙高:樊興宇
上海戯劇学院卒業、上海青年京昆劇団所属。铜锤花脸(武勇や強さを誇る男性役)を専門とする。田恩榮、尹文卿、耿露、高穎、汪卓、任広平、馬鳳良などに師事。
第16回中国戯劇小梅花金花十佳称号受賞。その他、上海小白玉蘭優秀表演賞、文化部第二回全国文華芸術院校賞銀賞、中国京劇芸術基金会奨学金を受賞している。
訪日団長:陸敏
上海青年京昆劇団のリーダー。2003年、上海戯劇学院を卒業。老生(年配の男性役)を専門とする。童強、王思及、陳国卿、朱秉謙などの名家に師事。
2004年にカナダに留学し、演劇を専攻して修士号を取得。帰国後は文化交流と教育に従事。彼の指導した学生は、中国少児戯曲小梅花金賞や上海市の各種大会で数々の賞を受賞している。
演出、召使(特別出演):曹健
国家二級俳優。上海京劇院芸術学校校長。武旦(武芸を得意とする女性役)を専門とし、技術指導も行う。小王桂卿、夏正寿、張美娟、曹和雯、屠巧麗、張慧玲に師事。
新編劇『惑』にて優秀小劇目賞を受賞。
天女散花(てんにょさんか)
仏教の経典である「維摩経(ゆいまきょう)」の物語を元に創作された新作歌舞劇で、1917年で初演されました。この衣服や頭髪はこれまでの京劇様式にはなく、壁画に描かれている天女を参考にして新たに作成しました。空を飛ぶ様子を長い羽衣を使って表現し、仏教の経文を歌詞にした唱が神秘的な雰囲気を醸し出します。日中の絆を繋げた梅蘭芳の軌跡をリスペクトして日本で京劇を学んでいる俳優が演じます。
あらすじ
維摩居士が病気になったと聞いたお釈迦さまは、維摩居士の病気見舞のため、文殊菩薩をはじめとする仏弟たちを派遣します。そのとき天女は、空から沢山の花を雨のように降らせて、世界を清めるのでした。
天女:樋口理世(ひぐちみちよ)
仙台出身。学生時代に学校で開催された京劇鑑賞会で京劇舞台に関心を持つ。新潮劇院の京劇研修制度創立メンバーとして参画。中国演劇の最高学府である中国戯曲学院で講師も勤めた京劇俳優・張桂琴の指導のもと上品な女性から激しい立ち回りまで幅広い役柄をこなす。
牡丹亭(ぼたんてい)
中国伝統劇「崑曲」の代表的演目で明代の劇作家・湯顕祖(1550~1616)によるラブストーリー。梅蘭芳の持ち演目としても度々上演され、こういった崑曲の基礎が後の「貴妃酔酒」などの創作へと繋がっていきます。近年は歌舞伎俳優・坂東玉三郎氏が取り組んで話題にもなりました。
こちらも日中の絆を繋げた梅蘭芳の軌跡をリスペクトして日本で京劇を学んでいる俳優が演じます。日本京劇芸術祭2024でも大変好評を博した「男旦(ナンダン:女形)」による上演にご注目ください。
あらすじ
南安太守・杜宝の娘である杜麗娘は夢の中に出てきた書生に恋をし、恋煩いのあまり病にかかって亡くなってしまいました。後に墓所の近くを訪れた書生・柳夢梅は遺された彼女の自画像を見つけて心惹かれ、語りかけるうちに幽霊となった杜麗娘と出逢います。幽霊の暗示に従って棺を掘り返すと、杜麗娘が生き返り、二人は晴れて夫婦となります。
杜麗娘:郭江(かくこう)
幼いころは近所に京劇団があり、京劇の唱を聞きながら過ごす。来日後、改めて京劇の唱が自分の人生軸と重なることに気づき、張桂琴に師事。すぐに「男旦(ナンダン:男性が演じる女性役」としての頭角を現し、舞台で活躍している。
総合司会
今回の公演では“日本の京劇界を彩る名コンビ”が総合司会!一人は本場中国からも一目置かれる京劇の第一人者、加藤徹教授。もう一人は梅蘭芳の後に活躍し「小四名旦」と称えられた女形の名優・張君秋を祖父に持ち、日本文化にも造詣が深い京劇俳優・盧思。NHKの中国語講座で長年培ってきた息の合った絶妙なやりとりが、観客を京劇の深い魅力へと引き込みます。加藤教授による梅蘭芳の解説もお楽しみに!
加藤徹(かとうとおる)
明治大学教授。1963年、東京生まれ。京劇研究の第一人者として、日本はもとより中国でも定評がある。2002年『京劇』でサントリー学芸賞受賞。主著に「京劇」(中公叢書)「梅蘭芳 世界を虜にした男」(ビジネス社)「絵でよむ漢文」(朝日出版社)など。NHKラジオ中国語講座の講師を歴任。
■ホームページ [京劇城]
盧思(ろし)
国宝級の京劇女形「張君秋」の孫。
祖父の影響を受け、12歳で中国戯曲学院京劇コース入学。青衣(チンイー・成人女子)と花旦(ホワダン・未婚の少女)を専攻し、中国国家京劇院をはじめとして多くの公演に参加。
1997年に来日し、京劇俳優として活躍する傍ら東京芸術大学日本画コース修士課程を修了。日本画家としても活躍。日中両国で個展を開催。国立静岡大学人文学部・日本大学国際関係学部非常勤講師担任。